
国立映画アーカイブで「製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映」。気が向いたらふらりと行こうかな、とか思ってたら当日券はふらりとなんかじゃ手に入らないらしいと知り悩むも、ねこがいつもより早い早朝5時前に叩き起こしてくれたので、雨が降ったりやんだりのなか意を決して出発。6時ころ現地につくとまだ(もう?)行列は40人くらいでなんとか間に合ったのだけれど、そこからが長い。地べたに座って雨に打たれながら4時間、10時に館内の椅子に座らせてもらって1時間、ようやく整理券をゲット。この時点でもう、メモリを引っこ抜かれたHALくらい意識朦朧なのだった。
本編自体はもう何度も観ているけれど劇場でしかも70mmフィルムでの鑑賞は初めてで、休憩時間って本当にみんな休憩するんだな。最後、自然と拍手が沸き起こったのはENDの字幕が出たところじゃなくそのずっと後、追い出しの音楽が終わったところでだったのは、作品自体へのではなく難しく大変だという上映を無事に成し遂げた映写技師の方々はじめ、この上映の企画・運営に関わったスタッフのみなさんへの拍手だからだったのだな。